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見聞録

2017

4/24

《キミは百まで、ボク九十九まで》(No.3)

友人のO先生は記録文学というかドキュメントの世界に、聞き書きというジャンルを確立させている。編集者から始まりライター稼業を経て、この分野を登り詰めようとしている。
有名、無名を問わず、その目にかなう人物に迫り、インタビューを重ねて、その生きざまを一冊の本に著す。
自伝とは違う、かといって伝記作家の著作とも違う、自己と第三者の視線が融合した作品はじつに生き生きして魅力的である。
人の数だけ人生ストーリーがある。世界に一つだけのその人生を子供、孫、さらにその孫に遺したいと、自伝作り願望が広がっているという。ただ、文章書きはできそうでできないものだし、全文自己評価というのも、読まされるほうからするとじつに退屈。聞き書き人間ドキュメントは、そうしたマイナス面を消し去ることもできることになる。
己れだけでなく、夫婦が、あるいは家族が聞き書きの対象になるのも面白いのではないか。第三者の目を通すと自分たちがどんなふうに映るものなのか。
先生にインタビューをお願いしたいものである。